1960年代のラジオ技術
当時近くの本屋にはオーディオの技術誌は並んでいなくて、手にしたのは駅前の古書店でした。友人の初歩のラジオを見せて貰っていた頃でしたから世の中には難しい本があるものだ・・・まだ中学生でしたので当然と言えば当然でしたが。今読んでも読みごたえあります。当時は真空管からトランジスタへ、マルチアンプがマニアへの道でした。超低音モノラルの「3D」もあったことを御存じない若い方も多いかもしれません。3Dというと立体再現を思いがちですが、当時は指向性の薄い超低音はモノラルで済ます、超低音をモノラルで追加する・・・サブウーハー的な考えは50年以上前からあるものです。専門オーディオ店のサイトでも70年代後半などと書かれていますが、ラジオ技術などマニア誌では60年代のことでした。
ラジオ技術は大学で入ったクラブの2級上の先輩が製作記事を連載していたこともあって思い出深い雑誌です。大学時代ご自宅を訪問してアンプやスピーカーの圧倒的な音を聴かせて貰ったことも大きな指針となりました。
ラジオ技術も後年入手した余剰分はオークション出品で処分することにしました。
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