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2019年1月11日 (金)

ステレオ芸術1969~1970年

月刊化されたのは1969年で、それまでは季刊でオーディオとレコード、ハード・ソフトの情報で雑誌でした。季刊時代はオーディオの比率が高く、月刊ではレコードや音楽情報の方が多くなりました。当時中学生であった自分には、LPレコードが買えるのは1年に1、2回。レコードの情報が毎月あってもだったし、内容が高度過ぎてというのがありました。オーディオの方は新製品情報と有名音楽家のステレオ選び、それにクリニックでした。姉妹誌のラジオ技術は自作でレベルは高度、ステレオは縦書きで、月刊無線と実験には出会っておらず、初歩のラジオは本屋に置いてなかったりでぴったりと言う本がなかったというのもあります。その中でクリニッ記事は面白く、知識はつきました。フルレンジスピーカをスコーカに使う、コンクリート板を抱かせる・・・など、なるほど!でした。見つかっていないのですが、製品のスピーカーユニットの極性表示が違っていた事件など記憶に鮮明です。クリニックはビフォーアフターながらビフォーのシステム図が決まって掲載されていませんでした。誌面スペースもあるのでしょうが、広告スポンサーとの関係もあったのでしょう。掲載写真を見れば、何が廃されたのかは判るのですが。大抵掲載読者は感激なのですが、スピーカーに関してはユニットの複数個使用、厚板に内面からのユニットの取付、スピーカーの配置から当然クセや指向性の強い音響的には好ましいとは思えないこともあって、本当はどうだったのか。当時の自分はこうした改善費用は雑誌社から出るのかが気になって・・・この企画も1年ほどで終わり、自分がシステムを持ったら絶対相談しようと思っているうちに記憶のかなたとなってしまいました。決まってドクターがここはどうなっているのと聞き、頭をひねる対象読者の顔という写真カット、汗を流しての工作の写真、読者の反省感謝状と基本テクニックこなせば特殊になり一般読者からは遊離するのが連載の終わりとなったのか・・・出張取材も改善クリニック込みですから大変だったと思います。

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