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2019年1月10日 (木)

電波技術1972年 新年特別増大号

表紙はKT-88のULプッシュプルアンプ。この頃カソードフォロワードライブが増えますが。KT-88が自作記事に登場するのもこの頃だったと思います。そしてタンゴのトランスも角型の電源トランスも。

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広告・記事連携でケンクラフト。トリオ(現ケンウッド)からキット発売でパワー、プリアンプの紹介。当時見た印象は価格的にはやや安く、デザインなどではどうかという感じで、もともとメーカーなどはキットもやっていた時代もあって、そんなに新しい流れとは見ませんでした。すでに自分で自作製作をやっていたので、作った方が安い、キットとは安易的な感じもあったのでしょう。

トランジスタアンプの製作ではパワーアンプなら純コンOCL、FETやIC・モジュール、基板ユニットなども出て自作では多様な自作時代に入っていました。この号にはありませんがまだ高価だったOPアンプを使用したアンプなどもあった時代です。このあと、DCアンプの隆盛や海外真空管の取り扱も増え、しっかり実用度高い実力を持ったアンプ自作の時代に向かいます。ここではそこに入る前の過渡的な状況を見ることができます。今思うとこの頃の雑多は整理され、4chのように歴史の片隅に置かれたものさらに影のような感じもします。進化が早く時代は流れ、手を付け検討する間もなく次の時代に行ったように思います。それだけに時間を止めて今見てみるとあらためて興味深く懐かしいです。しかしその中には今見ると感ずることがあるのはオーディオのまた楽しみでもあります。

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