検討したところ手持ちに何本かそのまま差し替え出来そうな球があったのでやってみました。

まずはキット付属の球から。

付属の6AQ5の高信頼管6005W
昔から印象のある6AQ5と同じにに独特のざらつき感がシンバルやスネアにあって、高域にタンバリン的な金属感がある刺激的な音でエレキギターには艶が出ます・・・昔からのこのイメージはUL接続ながらやはりします。UL接続のためでしょうが、弦セクションは塊となってしまう傾向もありますが聞けないほどではありません。UL接続のためでしょうか。

6M-P17
こちらは国産ナンバーのトランスレスシリーズの出力管です。6005Wよりはさっくりした音で、独特のベース音は軽く、クラシックの弦の塊感もそれほどでなくほどほどの艶がありました。

6AR5
ラジオの出力管で有名です。6AQ5よりクラス下の5極管です。イメージからかもしれませんが中低域に寄った感じです。ピアノはねっとりした音です。
角球にとってはカソード抵抗くらいは最適化してほしいのでしょうが
ここでは単純に差し替えです。


特性を測ると図のようになりました。6M-P20は期待できそうなのですが残念ながら1本しかなかったので参考です。
6M-P18という球がありますがスクリーン電圧が低くそのままでは挿せません。また6CH6(CV4055)もピン配置が似ていますが第3グリッドがカソードに内部接続されず7ピンに出ているためこれも単純に挿し替えられません。6AQ5では7ピンがG1で、エレキットではソケットでも接続されています。7ピンの出力管では同様のものと空きピンなっているものが多いようです。
手持ちに何社か6AQ5や6005があり、基本に返ってUL、3極、5極の接続比較などまだまだ楽しめそうです。
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