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無理が効かなくなって来て保存状態でしたが、そうも行かなくなって使ってみるとリール台が回らなくなってしまいました。硬化したベルトが伸びてしまったのです。解体の仕方が判ったので昨年入手した手持ちのベルト群から径の合いそうなものを交換してみました。Eリング外しは久々。ツールをネットで入手、こんな時はセロテープで防護しておくと飛散や体内に落とす危険が少なくなります。もとに戻したところ走行が不安定でこの機種に多いサーボICの不良かと思いましたが、ICも3000円と高価。基板を見ると以前の電池液漏れが結晶しており、基板を掃除してみました。おかげで走行も以前の調子が戻りました。ただ無理は出来ないので非常用というところです。
先日5極管接続、UL接続、3極管接続の切替試聴をしました。
自分としてはUL接続が好ましく、3結は意外な結果でした。
歪成分を分析してみました。0.1Wではほとんど差がなく歪率変化の大きい1Wでは成分差が出ました。奇数次は変化がなく偶数次が変化していました。3結では2次、6次・・で減り、4次、8次では増えていました。増え方は3結が独自で、減り方ではULが中間的でした。
(特にキット付属冊子の説明とは異なるように思いますが、この測定はクリップ前のところです)
実際は0.1~1Wの中間もあって音楽ではダイナミックな変化があるので、音のアタック部分に歪変化が大きく出ることになります。これは前回のデータから3結の方がソフトディストーションで、5結の方が変化も急激ということになります。
少し気になるのはTU-8150の場合、スクリーングリッドに通常より大きな抵抗値が入っています(通例は100~150Ωで1桁小さい)
試聴であった低音に関してはダンピングファクターでこれも計測で知ることができます。
娘さんからお電話をいただいた。急なことだったそうだ。自分より2歳上の方で、最後に転職し25年以上勤務した会社で、入社以来退職まで何かと相談し、またご指導いただいた。会社の中でも異分野担当が多かった自分には相談できる貴重な方だった。昨年夏、東京でお会いしてお話をした。定年延長嘱託として会社に残り、また毎週東京まで出てきて公的歴史的なお仕事も関わるなど元気な様子だった。自分が退職して2年ほど連載した電子楽器関係で参考にした本も実はこの先輩が執筆協力されていたもので、アマチュア時代からお世話になったものである。昨年末メールマガジンでEP09の開発に関わっていたことを知り、自分も所有改造していたことがあったので是非次に会った時はそのあたりお聞きしようと思っていたけれど今はそれも出来なくなった。
きっとやり残されたことも多かったのではないだろうか。心よりご冥福をお祈り致します。
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