エレキットTU-8150 出力管動作切替考
先日5極管接続、UL接続、3極管接続の切替試聴をしました。
自分としてはUL接続が好ましく、3結は意外な結果でした。
歪成分を分析してみました。0.1Wではほとんど差がなく歪率変化の大きい1Wでは成分差が出ました。奇数次は変化がなく偶数次が変化していました。3結では2次、6次・・で減り、4次、8次では増えていました。増え方は3結が独自で、減り方ではULが中間的でした。
(特にキット付属冊子の説明とは異なるように思いますが、この測定はクリップ前のところです)
実際は0.1~1Wの中間もあって音楽ではダイナミックな変化があるので、音のアタック部分に歪変化が大きく出ることになります。これは前回のデータから3結の方がソフトディストーションで、5結の方が変化も急激ということになります。
少し気になるのはTU-8150の場合、スクリーングリッドに通常より大きな抵抗値が入っています(通例は100~150Ωで1桁小さい)
試聴であった低音に関してはダンピングファクターでこれも計測で知ることができます。
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