TU-8200のメンテ、解析
以前より気になっていたところ、ブログでのご質問など。久々に時間が出来たので内部を開け、配線を点検、半田補修、検証実験や測定を行いました。
過電流検出は片電源用OPアンプを使い、0Vから扱い、コンパレータはヒテシリシスを掛けて電源再投入リセットが必要な設計。検出抵抗間の電圧を見て0.7Vを越えたりで動作。自動バイアス回路はカソード電流を検出しながらも固定値を得るものではなく、電流が流れるほどバイアス電圧が深くなる設計で、どこでバランスするかは真空管の特性次第。検出抵抗を加減して可変する方法もありますが、バイアスの可変幅や位置を変える方が応用は広いと思います。6V6を挿すなら、バイアスの中心をやや負側に下げて、電流を減らす、グリッドに負電圧を足してやって規格内の動作にする方法もあると思います。TU-8200で難しいのは電源電圧が挿す出力管で変化することがあります。基準電圧はダイオードで固定されていますが、OPアンプの出力飽和電圧などは変化するので、検出電圧は変わります。
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