名門への道
オーディオでは根強い人気と言うのがあるようでスピーカー製品は特に感じます。アンプなどに比べ技術進化の速度もあるのかもしれません。それに従ってメーカー、そしてそのイメージもあります。ファンでも知らないまた忘れてそこまでの道が昔からあったような錯覚もあるかもしれません。先日見つかった1968年のヤマハ(日楽)の広告です。今では同社NS-10Mなど伝説的な製品がありますがそのシリーズの原点。数年後、大学の音響の教授の授業でも非音響的と話題となりました。音を聞いたことがありますが、振動版は発泡スチロールのようなもので低音はボンボンぼこぼこ、中高音はモコモコで通らず。形をピアノ型にしたところで振動版は大きくはなりますが昔のテレビの楕円スピーカを思い出します。この時代は御三家のトリオ・山水・パイオニアが隆盛を極めた頃。それが変わったのは1970年代半ばNS-1000Mから。最新の素材や技術、試作品を聴かせる試聴会にも参加しましたが、バリバリの立ち上がり良い音にびっくりしました。しかしそれまで雑誌巻頭巻末広告などには力をかけ継続的な努力や技術研究があったのでしょう。今のように楽器メーカーは音楽を知って大切にオーディオ製品を作るだろう というより音を着色し作ってしまわないか・・・そんなバイアスのあった時代もあった訳です。(エレクトーン用と同じ変形スピーカーをオーディオに)
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