昨年の60周年での収穫は、この無料楽譜の起源が明確になったことです。NHKの隔月テキストにも掲載されましたが、1961年12月に発行された無料楽譜が冊子形式では最初で、その経緯も初代番組制作者後藤田純生氏の遺品資料から見つかりました。
昨年の60周年と近年の調査結果を反映すべく、見直し修正をやっています。このところの研究成果で変わった部分も結構あります。それをまとめるページも作成しました。
2021年はNHKの番組「みんなのうた」が始まって60年ということでいくつかの特別番組がありました。50周年に先立ち始まった失われた「みんなのうた」発掘の総決算もありました。1960年代に関してはほとんどが音源発見で、NHKラジオ第二放送で発掘音源が放送されました。そのあたりをNHKのデータベースなどからまとめたページを作成しました。2022年3月末で放送は終わったと思っていましたが、最近また放送されています。
この春から話題になっているようですが、曲については2009年のブログに既出でした。もっと過去のドラマかCMかでも注目されています。「さよならを教えて」という和題、1968年のフランソワのリリースですが、ホームページの謎で書いたように、「涙が微笑みに変わるまで」の別題の同曲は日本での1973年リバイバルより前、美岐陽子の歌唱でした。Yoitubeにある木ノ内みどりより前の話です。この曲印象、影響はいろいろなところにあって、ユーミン作曲の「まちぶせ」が似ている、1972年小川知子の「若草の頃」はもっと似ている、フランソワの原曲はIt Hurts to Say Goodbyeというのがあるなど話題豊富で謎は深まります。
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