オーディオ系、測定系キットの処分
早朝に行って納戸の整理をし、お昼前後、両隣にご挨拶も致しました。前回の物置の整理状態確認、捨てる金属類の切断をまとめて行いました。
昼休みにBGMのスピーカーのメンテをしました。
山水のSP-2002で、1970年頃人気で雑誌の比較試聴ではのきなみトップを取った機種。
フロントグリルを外すと5スピーカー、まだ見せる化粧パネルが流行る手前ですが見せたい感じする構成です。
コーラル音響のシリーズではもっと沢山のユニットを使った機種もありました。当初は数争いではなく必要性からでしょう。当時はトランジスタアンプが発展期で出力も50Wは出ており、マルチアンプ時代にも入って、アマチュアはスコーカー、ツィターを2個以上並列にする製作も見かけました。しかし、同一ユニットを複数使うことは干渉が出やすく音のクセが強く出やすいこともあってこのスピーカーで異なるユニットを2個使っています。またドーム型のスピーカーは当時能率が悪かったという背景もあります。そんなことを思い出しました。
これまで手の回らなかったところです。早朝に行って、10時頃にはだいぶすっきりした感じになりましたが、まだ昔作ったレイアウトが釣られています。これの対応は次回です。片付けのBGMシステム、最近はスピーカーの下にブロック置くのは悪とか。
もともと昔の日本家屋の素性から生まれたものを意味も解らず真似たその末路なのでしょう。当時下が畳で周りがふすま、音量は出せず音は抜けて低音感もすごく足りないし音も響かない。当時のスピーカーはブロック積んだ高さで耳軸に合いやすかったことあったかと。
片付けで当時のブロックが実家でみつかりましたが、オーディオに使ったものは重さも厚みも普通と違う。今常識のスタンドもそれが置かれる所の強度、固定したいのか共振をととりたいのか、音響的には物理理想は今でも無理なのです。技術屋はどう狙い設計したのか。ユーザーが解らず決めず恰好の真似は昔のブロックの末路と異なるものなのかどうか。
非理想だからこそバランスが有り、相殺すらある。その装置の理想を引き出してもその音が自分の幸せとは限りません。私の場合は自分の内なるオーディオの現れが機器や使いこなしであり、その出音そのものです。それは皆個人さまざま、妄信せずいろいろやって自分自身を見つめることでしょう。
今回も妻も参加して母のお花のお稽古部屋の片付けから。お花器が15袋、その他15袋ほどが出ました。母のお稽古場は昔の私の部屋です。新築の時は加銅鉄平さんの「リスニング・ルームの設計」で室内音響を学んで、自分で設計発案して、工務店に相談してでしたが、なかなか分かって貰えなず苦労した思い出があります。遮音に石膏ボードで空気層を作り吸音材を入れる・・。出来上がっての調整は難しかったですが残響測定用の測定器を自作したりもしました。アンプや録音再生、デバイス・材料は大きく進歩し、アプリによる計測や解析シミュレーションなど進歩ましたが、当のスピーカーや部屋についてはどうでしょうか。昔は難しかったことも理想に近づいて来ると逆に限界がはっきりする・・・。「スピーカーを鳴らす」とは良くいったもので、苦労の先に満足な音を出す事は無共振の台や理想の場所の上には無い場合もあるかもしれません。恰好の真似ではなく理論や実際を学んで機材と自分聴感や心理と折り合いをつけるのもオーディオの楽しみとして面白いとおもいます
オーディオでは根強い人気と言うのがあるようでスピーカー製品は特に感じます。アンプなどに比べ技術進化の速度もあるのかもしれません。それに従ってメーカー、そしてそのイメージもあります。ファンでも知らないまた忘れてそこまでの道が昔からあったような錯覚もあるかもしれません。先日見つかった1968年のヤマハ(日楽)の広告です。今では同社NS-10Mなど伝説的な製品がありますがそのシリーズの原点。数年後、大学の音響の教授の授業でも非音響的と話題となりました。音を聞いたことがありますが、振動版は発泡スチロールのようなもので低音はボンボンぼこぼこ、中高音はモコモコで通らず。形をピアノ型にしたところで振動版は大きくはなりますが昔のテレビの楕円スピーカを思い出します。この時代は御三家のトリオ・山水・パイオニアが隆盛を極めた頃。それが変わったのは1970年代半ばNS-1000Mから。最新の素材や技術、試作品を聴かせる試聴会にも参加しましたが、バリバリの立ち上がり良い音にびっくりしました。しかしそれまで雑誌巻頭巻末広告などには力をかけ継続的な努力や技術研究があったのでしょう。今のように楽器メーカーは音楽を知って大切にオーディオ製品を作るだろう というより音を着色し作ってしまわないか・・・そんなバイアスのあった時代もあった訳です。(エレクトーン用と同じ変形スピーカーをオーディオに)
ドラマでミュージカルの練習舞台にあったスピーカ。
箱はグッドマンのトーンゾイレタイプで、ダイヤトーンのP-610が入ったものを見かけたこともありますが、こちらはクリーム色のコーンに大きなサブコーン、センターが穴あきのアルミキャップとコーラルのFLAT-6入りかもしれません。このユニットなら高校生当時、秋葉原ラジオセンタースピーカー部で買って鳴らしました。前面から取り付け可能なプロミネントフレームなのですが背面取り付けです。ドラマは史実から1976年あたりらしく、このユニットの発売は1969年。コーンの色合いは年代を経ているようです。当時はもっと白い綺麗なスピーカーでした。(EXACTに似たスピーカ・ユニットもありました。)
1960年代後半アンプもトランジスタ化されました。真空管を置き換えた当初は課題もありましたが、トランジスタを活かす回路技術で大きな出力が得られると真空管アンプは不利になり製品も少なくなった中、新製品を出したのがラックスでした。
出力は単に数値競争ではなく、当時能率は悪いが帯域の広いAR3aのようなスピーカーが増えてきた背景がありました。それ以前は日本の部屋も狭く効率の良いスピーカーを良質なアンプで鳴らす流れで出力真空管は3極管や3極管接続に限られる雰囲気が出来ていたこともあった訳です そのために出力管を開発したことは現在の入手性では仇となり、また現在はラックスのトランスの不良が言われますが、当時のオーディオ機器が今でも使えることが意外と多いことの中での対比で、50年ここまで残るとは考えられていなかったでしょう。
ネット投稿を広く見てみると、あらためて自分の状況:立ち位置や考えも見えてきます。
ユニットを正確に前後㎝で合わせ、足りぬ時はディレイを使う?たしかにマルチスピーカでシステム自作するとネットワークとスピーカーでどう接続するか、マルチアンプではアンプの正逆など。理論どおりにするのは第1歩です。
これを合わせるのはクロス周波数にて、そうするとまるで全体域で1枚の振動板ができそうですが、実際はユニットは理想的なものではなく分割振動もあり、空間的には耳の位置が少しでも動けば位相はかわり、部屋では直接波だけでなく間接波も耳には届く総合的なもの。また耳の聞く音色は波形を聞き分けているではないこと。可変すれば聞こえは変わりますが、聴くソースも音楽で単純正弦波ではありません。
音を大きく変える要素を忘れてはいけません。見た記事では音響レンズにバッフルが無く、通常どおり付ければそれだけで音はずいぶん変わると思います。
分割フィルタ特性での位相や伝送合成特性、音質問題は1968年のラジオ技術で論議があって理想どおりではなく、スピーカー振動板位置合わせは1975年のパナソニックSB-7000 などのリニアフェーズがあります。そんないろいろを越え現在があるのもオーディオの楽しみですね。
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